飲みにケーションから、ワーケーションへ?—リモート時代の組織文化再構築

みやした

飲みニケーションという言葉。ご存じですか?
最近は耳にしなくなりましたね… 笑

近年、リモートワークの普及により、企業の働き方や組織運営は大きく変化していますね。
コロナ禍を経て、多くの企業がリモート環境でも業務が回ることを実感し、オフィスの規模縮小や賃貸コストの削減を検討する動きが活発化しています。しかし、一方で組織内のコミュニケーションや企業文化の醸成といった面で課題も浮上しています。
これらの課題に対する解決策として「ワーケーション」に注目し、弊社サポートの観点からもその効果と可能性を探ってみます!

リモートワークへのシフトとその影響

時代の変化について

テクノロジーの進化と社会情勢の変化により、リモートワークは一部の企業だけでなく、多くの業界で標準的な働き方となりました。ビデオ会議システムやクラウドサービスの発展により、場所を問わずに業務を遂行できる環境が整っています。一部の調査記事では、企業の約70%がリモートワークを何らかの形で導入しており、その数は今後も増加が予想されています。

働き方、雇用形態の多様化

リモートワークの普及とともに、雇用形態も多様化していますね。正社員やアルバイト(雇用契約)だけでなく、業務委託やフリーランスとして専門性を活かす人材も増えています。これにより、企業は必要なスキルを持つ人材を柔軟に活用できますが、一方で組織としての一体感やコミュニケーションの課題が生じているケースも見受けられます。

業務効率とコミュニケーションのジレンマ

オンラインメインでの業務や業務委託での参画

オンラインでの業務が主流になると、情報共有や意思決定のスピードが低下するケースがあります。特に、新しいプロジェクトや問題解決が必要な場面では、対面でのディスカッション(社内で気軽に話しかけられる環境など)が効果的であったりもします。

オンラインとオフラインのハイブリッドな働き方や、適切なコミュニケーション手段(アプリケーションの活用)の取捨選択(PDCAサイクルにて常に最適化)が重要であると言えますね。

コミュニケーション不足によるリスク

コミュニケーション不足は、業務効率の低下だけでなく、社員のエンゲージメントやモチベーションにも影響を及ぼします。
組織の目標やビジョンが共有されず、各自がバラバラに動くこと、別々の方向を向いていることで、組織全体のパフォーマンスが低下するリスクも考えられますね。

みやした

よろしければ、以下のブログも参考にしてみてください!

フリーランス・業務委託の一般化と専門性の深化

専門分野での役割の拡大

フリーランスや業務委託の活用により、専門性の高い人材をプロジェクトベースで起用できるようになりました。これは、企業にとってはコスト効率が良く、必要なスキルをタイムリーに獲得できるメリットがありますね。
その一方で、組織文化への浸透や長期的なチームワークの構築が難しくなるという課題もあります。

オンラインでのつながりと信頼構築

オンライン上での関係性は、対面に比べて信頼関係の構築に時間がかかる傾向があります。チャット上でのやり取りのみで、一度も顔を合わせたことがない状態で進行していくケースも見受けられ、オンラインコミュニケーションの質を高めるための工夫や仕組み、定期的な対面でのミーティングの重要性も考えなくてはいけませんね。

施設管理・ファシリティマネジメントの重要性?

オンライン環境を含めた総合的な管理も

施設管理は総務の管轄でしょうか?小規模事業では、経営者が担っているケースも多いですね。
ここからは、施設管理・ファシリティマネジメント(FM)をコアとした記載で進めていきます。
従来のファシリティマネジメントでは、オフィスや設備の管理が中心でした。しかし、リモートワークの普及により、その役割はオンライン環境の整備やコミュニケーションツールの管理など、デジタル領域にも拡大しています。

新しいスタイルとして「デジタルファシリティマネジメント」の概念も提唱され、物理的な空間とデジタル空間を一体的に管理する重要性に目を向ける必要が増しています。
デジタル化によりオフィスの役割も見直しが必要となりますね。
例えば、フリーアドレス制を取り入れ、ミーティングや会議が中心での運用でしたら、スペースはそれほど必要ではないかもしれませんし、立地の見直しから規模の縮小、空きスペースは貸し出したり、逆にシェアオフィスを活用したりと、各フェーズによっても常に最適化を考えることは重要だと思います。

ネットワーク構築やチャットやアプリケーションの導入など、企業によってはシステム部の管轄ともいえますが、組織全体をマネジメントし俯瞰で見る役割を担うことの重要性を考慮し、ポジションを設けて進めていくことも重要です。

横断的な業務と組織全体の調整

FMですが、各部門の業務を横断的にサポートし、組織全体の最適化を図る役割を担っています。
これはリモート環境で分散しがちな情報やリソースを適切に管理すること、業務の効率化やスタッフの働きやすさに直結しますね。

企業理念と行動指針の浸透。組織のベクトルを揃える重要性

少し視点を変えて、リモートワーク下では、企業理念や行動指針を全社員に浸透させることが一層重要になると考えています。物理的な距離がある中で、組織としての一体感を維持するためには、共通の価値観や目標を明確に共有する必要があります。

みやした

この辺りの施作も頭に入れた計画を考えると、より良いですね!

自社のWebサイトだけでなく、最近では noteWantedly など、オンラインプラットフォームを活用して企業文化を発信したり、スタッフ同士の交流を促進するイベントを企画したりといった取り組みにも、各部門を超えた横断的なサポートを担うポジションが有効だと思います。

ポイント|企業文化は外部にも発信することが重要です。新規顧客獲得(PRの側面もありますが)もですが、同じ志を持つ方、理念に共感した方へリーチすることで、その企業に合った人財が集まりやすくなり、スタッフ個々のベクトルが揃った組織形成への仕組みづくりの第一歩といっても良いと思います。【働きたい会社化】に繋がるとも言えますね。

みやした

ファシリティマネジメントの基礎を知りたい方にオススメ書籍!

ワーケーション合宿の提案:新しいコミュニケーションの形

みやした

ここからは本題?です…笑
一つの提案として、ご参考までに!

飲みにケーションからワーケーションへ

以前は、社内コミュニケーションの活性化手段として「飲みにケーション」という言葉をよく耳にしました。しかし、リモートワークや働き方改革(若いスタッフの仕事へのスタンスの変化も)の流れの中で、それ自体行うことが良いのか疑問に思われるシーンも増えていると感じます。(オンライン飲み会などもありますが、自身は経験がなく…ここでは省いております 笑)

そこで、一つの手段として頭に入れておきたいのが「ワーケーション」です。
宿泊も可能でしたら、「研修合宿」としてもよいですね。

ワーケーションのメリット・コミュニケーションの活性化

ワーケーション(研修合宿なども)では、普段離れて働く社員が一堂に会し、対面でのコミュニケーションを深めることができます。短時間でも共同生活を通じて、オンラインでは得られない信頼関係やチームワークを築くことが可能です。

創造性とイノベーションの促進

新しい環境での業務は、日常のルーチンから離れ、発想の転換を促します。自然に囲まれた場所や歴史的な建造物でのワーケーションは、社員の創造性を刺激し、新しいアイデアやソリューションを生み出すことにも寄与するかもしれません。

社員満足度とエンゲージメントの向上

仕事と休暇を組み合わせることで、ワークライフバランスの向上が図れます。社員満足度が高まることで、離職率の低下やエンゲージメントの向上といった効果が期待できます。

10名前後でも宿泊できる古民家や地方観光地の活用も

地方の古民家や観光地の宿泊施設を活用することで、地域活性化にもつながります。昨今、地方創生の一環として地域の企業や行政・住人が主体となり、積極的にイベントや活動を行っているケースもありますね。また、民泊の発展に伴い、魅力的な施設(環境や立地、体験)も増えています。

FMとワーケーションの融合・計画

ワーケーションの成功には、施設の選定から滞在中の環境整備、テクノロジーインフラの確保まで、包括的にサポート・コーディネートする役割のスタッフが必要ですね。ワーケーション先の施設が業務に適した環境であるかは重要です。高速インターネット環境や十分な作業スペース、リラックスできる共用エリアなど、必要な要件の洗い出しから、条件を満たす施設の選定が必要となってきます。

ワーケーションを通じて、企業文化やカルチャーを社員に体験させる機会も考え、レクリエーションや地域活動への参加も組織としての一体感を高めるかもしれませんね。また、クライアント先にもよりますが、ワーケーションの企画自体がセールスに繋がる企画とするなど、複数の目的を盛り込み深掘りしていくのも面白いと思います!

みやした

弊社の近隣(鎌倉・逗子葉山)にて、身近な施設をご紹します!

リモート時代の新しい組織づくり

ここまで、いろいろな視点も盛り込んで書いてきましたので、一部希薄な部分やまとまりのない内容と感じられてしまったらごめんなさい。
ただ、リモートワークの定着に伴い、企業は新しい組織運営の形を模索する必要があると考えています。その中の一つのイベントとして、ワーケーションは社員満足度の向上や組織文化の醸成、さらには地域社会への貢献といった多面的な効果が期待できます。

ベンチャーやスタートアップ企業において、柔軟な発想での組織強化・体制や仕組みを構築することは重要ですが、その役割を担うポジションの方の業務過多で余裕がない状況も多く目にしてきました。
忙しいからこそのイベント、仕事に追われながらも、気分転換や何かの節目の切り替えスイッチとして、組織マネジメントにも有効な手段の一つと言えると思います。ぜひ、検討してみてください!

また、ご相談もお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

@相談カフェ

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相談料 |施設利用 880円/時間(ドリンク付き)
相談場所|「FOYER ALMA」鎌倉市 (大船駅)
相談日時|適宜ご予約にて調整
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