昨今、業務委託の採用(参画)が増えておりますね
かくいう私もその1人なのですが★
多様化の時代。
知っておきたい雇用・派遣・業務委託の基礎について
簡単にまとめてみました★
事業の成長と効率的な経営には、適切なスタッフの配置が欠かせませんが、
契約形態にも目を向けることで幅が広がります。
最近では、フリーランスで活躍されている方も増えており、業務委託という選択肢も一般的となりました。
計画を立てる際にも欠かせない役割となりつつあります。
しかし、雇用、派遣、業務委託にはそれぞれ異なる特性とリスクがありますので、正しく理解して契約形態を選ばなければ、思わぬトラブルに?繋がる可能性もあります。
今回は、これらの契約形態の違い(ポイント)について記載していきますね。
それぞれ見ていきましょう。
雇用契約|安定した労働力の確保・企業の責任
雇用契約の説明は不要かと思いますが、確認の意味でも記載いたします。
雇用契約は、スタッフ(従業員)を直接雇用(雇い)し、給与や福利厚生を提供する形態ですね。スタッフは企業の指示のもとで業務を遂行し、勤務条件により社会保険や厚生年金への加入が必要となります。
特徴|
・企業が労働者を直接雇用し、労働時間や業務内容を管理します。
・労働者は健康保険や厚生年金保険に加入し、これらの保険料は企業と従業員の折半となります。
・交通費などの手当が発生し、企業はこれらを負担する必要があります。
・源泉所得税は給与から控除され、企業が納付します。
ポイント|
企業は安定した労働力を確保できますが、社会保険や厚生年金、また賞与などの費用負担が発生します。
(労働法の遵守が必要です。)
派遣契約|柔軟な人材活用のメリット
派遣契約(派遣社員)は、派遣会社が労働者を雇用し、企業に対して派遣する形態ですね。
派遣社員は派遣会社との雇用契約があり、企業は直接的な雇用責任を負わずに人材を活用できます。
メモ|紹介予定派遣について
紹介予定派遣とは、労働者派遣のうち、派遣元(派遣会社)が派遣の開始前又は開始後に、派遣社員 及び 派遣先に対して、職業紹介を行い、又は行うことを予定。(一定の派遣期間を終え、正式雇用の際には、一定の紹介手数料が発生)
特徴|
・企業は派遣会社を通じて労働者(派遣社員)を利用し、業務指示のみ行います。
・社会保険や厚生年金は派遣会社が負担するため、企業側の負担が軽減されますが、報酬の単価は上がります。
・賞与は発生しません。
・派遣契約には消費税が適用されます。
ポイント|短期的な人材ニーズに対応できますが、長期的な関係の構築が難しくなり、継続的な労働力の確保には課題が生じる可能性があります。
業務委託契約|成果ベースの報酬で柔軟に対応
業務委託契約は、企業が独立した事業者(個人 フリーランスも)に業務を委託し、成果に対して報酬を支払う形態です。
この契約では労働契約とは異なり、業務の進行方法や勤務時間の指定がないため、委託者に自由度があります。
特徴|
・専門性の高い人材への依頼が可能。
・企業は業務委託者に対して指揮命令を行わず、成果物に対して報酬を支払います。
・社会保険や厚生年金の負担は発生せず、委託者が自己負担します。
※ 消費税については、別途インボイス制度の話の際に記載します。
ポイント|業務の柔軟な遂行が可能ですが、業務委託が雇用とみなされるリスクには注意が必要です。特に指揮命令権や勤務時間の管理を企業が行った場合、労働基準法の適用対象になることがあります。
業務委託が雇用とみなされるリスク
業務委託契約を導入する際に注意すべきポイントは、実質的に雇用契約と見なされる可能性があるケースです。
アルバイトを雇う感覚で契約を進めると、トラブルにつながるケースもありますね。
労働者としての権利が発生する可能性も
・指揮命令の行使
・勤務時間やシフト制の指定
・勤務場所の指定
・時間給での報酬
最後に
雇用、派遣、業務委託のそれぞれのメリットとデメリットを理解し、事業のニーズや従業員の特性、ポジション、また経営計画やタイミングについても考慮し、柔軟に配置していく必要がありますね。
コア業務、ノンコア業務でのポジションについて、また、マネジメントを行う上長の効率化や負担軽減など、
組織やチーム構築についても、新しいことにチャレンジしていくことで可能性が増すかもしれませんね!
採用フローにも直結してくる内容ですので、採用部門との連携も必要となります。
組織やチーム構成の見直し(業務改善)から採用支援(採用マーケ・助成金活用 考慮)まで、一気通貫でサポートも行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください★
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